姫路城の天守や櫓、土塀などの屋根は本瓦葺で、そこで使われている軒丸瓦などには、紋が描かれています。
ですが、築城時やその後の補修のさいに、時の城主の家紋が使用されたため、その絵柄は場所によってさまざまです。
異なる絵柄の瓦を探してみるのも、姫路城の見どころのひとつと思います。
また右の写真、ロの渡櫓の壁に多くの種類の紋瓦がまとめて埋め込まれています。
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撮影した写真から主なものを集めてみました。
松平氏(奥平)の沢瀉は屋根の上で見つけることが出来ませんでした。桐紋は秀吉時代のものかと思っていましたが、その可能性は低いと城郭研究室のホームページで説明していました。
池田氏の揚羽蝶は、デザインの異なるものが5種類あるそうです。また、逆揚羽が平成の大修理で新たに見つかり、天空の白鷺で展示されていました。
紋名 | 城主 | 瓦紋の写真 |
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五三の桐 (ごさんのきり) |
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五七の桐 (ごしちのきり) |
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揚羽蝶 (あげはちょう) |
池田氏 | |
立葵 (たちあおい) |
本多氏 | |
沢瀉 (おもだか) |
松平氏 (奥平) |
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三つ巴 (みつどもえ) |
松平氏 | |
源氏車 (げんじぐるま) |
榊原氏 | |
剣酢漿 (けんかたばみ) |
酒井氏 |
姫路城の鬼瓦は鬼の顔ではなく家紋が描かれています。ですが、なかには十字や桃の実など家紋以外の模様が描かれているものもあります。
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