姫路城には大手門からの正面登閣口ともう一ヶ所、東門登閣口(搦手)から入ることができます。搦手(からめて)とは城やとりでの裏門や、陣地などの後ろ側のことで、対語は大手だそうです。
三の丸広場から天守閣に向かって右手の方向、姫山公園の東口に東門登閣口となる「との四門」があります。姫山駐車場に車を停めた場合はこの東門登閣口が近いです。
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正面の大手門付近が多くの人でにぎわっている時でも、この搦手門はひっそりと静かな感じです。しかも、東門登閣口からだと天守閣まで直です。高くそびえ立つ「帯の櫓」の石垣横に料金所があります。
入城料金を払って「との四門」から入ると、石段の急な上り坂が、向きをかえながら続いています。上を見上げると天守は直ぐ目の前です。
「との三門」は無くて、次に迎えてくれる「との二門」をくぐると更に急な石段です。そして、右手と正面が土塀で囲まれ、左手は「との一門」があります。ここは土塀と二つの門で枡形を形成して、搦手の守りを固めています。姫路城で、枡形門が完全な状態で残る貴重な場所です。
「との一門」をくぐるとそこは本丸で、正面口から入ってきて天守閣に向かう人たちと合流します。「ちの門」「備前門」と通過すれば天守前の広場です。
初めて姫路城に登るという人はやはり正面から入るのがいいと思いますが、二度目や三度目という人は裏口から入ってみるのはいかがでしょうか。
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